ツインマーマンの夢
1730年代、当時のヨーロッパに紹介されたばかりのコーヒーを飲ませていた店、ドイツのライプツィッヒに存在した「ツインマーマンのカフェ」。後にそこでは週末になると若手演奏家を集め演奏会を開催し指揮をとっていた。それが古典派を代表する作曲家ヨハン・セバスチャン・バッハ。やがてそこから、数多くの新進気鋭の演奏家が世界へと羽ばたいていくことになる。当時のカフェは多種多彩な芸術家たちがテーブルを囲み、その交流が優れた人材を育むきっかけの一つであったに違いない。現在もヨーロッパに生きづいているその素晴らしい光景を、この佐賀の地で実現できないか。そんな想いを満たしてくれるにふさわしい場所、それが「浪漫座」。佐賀市歴史民俗舘旧古賀銀行、百年以上の歴史をもつ情緒ある木造建築物の優れた反響の中に位置している「浪漫座」。ここを舞台に佐賀の音楽家を応援していきます。そしてここから世界へ羽ばたく音楽家が生まれる事を願って……。夢の舞台にて、至福の音楽のひとときをあなたにお届けします・・・。